「大学生のうちにやるべきことって何だろう？」
自由な時間が増え、選択肢が広がる大学生活。しかし、過ごし方次第で将来の充実度は大きく変わります。
学業や遊びだけでなく、経験や人とのつながりをどう活かすかが、社会人になってからの大きな財産になります。
この記事では、大学生だからこそできることを「勉強」「プライベート」「キャリア」の3つの観点から紹介します。
大学生だからこその特権・メリット
大学生には、社会人や高校生にはない“特権”が数多くあります。
主なメリットは以下のとおりです。
・時間に融通が利きやすい
・さまざまな人・コミュニティに関われる
・学割を利用できる
順に解説します。
時間に融通が利きやすい
大学生の最大の強みは「自由な時間」があることです。
授業のコマを自分で組めるため、平日でも空き時間をつくることができます。
この時間を有効に使えば、旅行、勉強、アルバイト、インターンなど、社会人ではなかなかできない多様な経験が可能になります。
さまざまな人・コミュニティに関われる
大学は年齢・地域・価値観の異なる人が集まる場所です。
サークルやゼミ、ボランティア、アルバイトなどを通して、多様な考え方に触れることができます。
この出会いが視野を広げ、自分の考え方や将来像を形づくるきっかけになるでしょう。
学割を利用できる
学生証ひとつで、交通機関、映画館、美術館、ソフトウェアなど、多くのサービスを割引価格で利用できます。
学割を上手に活用することで、コストを抑えながらさまざまな体験を楽しむことができます。
大学生のうちにやりたいこと【勉強・学問関連】
大学生のうちに取り組みたい学びは以下のとおりです。
・専門分野の研究に没頭する
・将来に役立つ資格や興味のある分野の勉強をする
・留学やワーキングホリデーに行く
・読書に没頭する
順に解説します。
専門分野の研究に没頭する
大学では、専門的な研究テーマを深く追求できます。
「自分の好きなことを学問として突き詰める」のは学生の特権です。
研究室に早めに所属し、教授や先輩と交流しながら興味分野を掘り下げましょう。
将来に役立つ資格や興味のある分野の勉強をする
社会人になると、まとまった勉強時間を確保するのが難しくなります。
資格試験（TOEIC・簿記・基本情報技術者など）や、興味のある分野（心理学・経済・デザインなど）を学んでおくと、将来の選択肢が広がります。
留学やワーキングホリデーに行く
語学力だけでなく、異文化理解や自立心を育てる貴重な経験です。
海外で生活することで、自分の価値観を見つめ直すきっかけにもなります。
短期でも良いので、積極的にチャレンジしてみましょう。
読書に没頭する
読書は知識を広げ、思考力を鍛える最も手軽な方法です。
教養書や専門書だけでなく、小説やエッセイも多く読むことで、感性や文章力が磨かれます。
社会に出たときの「発想力」「語彙力」の差は、この時期の読書量で大きく変わります。
大学生のうちにやりたいこと【プライベート編】
プライベートを充実させる経験は以下のとおりです。
・美術館や博物館を巡る
・国内・海外の旅行に行く
・ボランティアをする
・さまざまなアルバイトをする
・一人暮らしを始める
・さまざまなコミュニティで交友関係を広げる
順に解説します。
美術館や博物館を巡る
芸術や歴史に触れることで、感性が豊かになります。
学生割引で入館できる施設も多く、休日の小旅行としてもおすすめです。
国内・海外の旅行に行く
社会人になると長期休暇は限られます。
学生のうちに、時間を使って日本各地や海外を訪れ、異なる文化や風景に触れておきましょう。
一人旅も自分を見つめ直す良い機会になります。
ボランティアをする
地域活動や教育支援など、社会貢献の現場に関わることで、視野が広がります。
「誰かの役に立つ経験」は、就活の自己PRにも活かせます。
さまざまなアルバイトをする
接客・イベント・事務・塾講師など、さまざまな業種を経験することで、自分の得意・不得意が見えてきます。
将来のキャリアを考える上でも貴重な実践経験です。
一人暮らしを始める
自分で家事・食事・金銭管理を行うことで、自立心が育ちます。
実家暮らしでは気づけない「生活のリアル」を体験できるのも大きな学びです。
さまざまなコミュニティで交友関係を広げる
大学の枠を超えたコミュニティ（地域団体、イベントサークル、SNS上の勉強会など）に参加してみましょう。
異なる価値観に触れることで、人間的な成長につながります。
大学生のうちにやりたいこと【キャリア関連】
キャリアを考えるうえで大切な行動は以下のとおりです。
・自己分析をする
・将来の目標などを整理する
・複数のインターンシップに参加する
・社会人から仕事の話を聞く
順に解説します。
自己分析をする
自分の強み・弱み・価値観を理解することは、就職活動だけでなく、人生設計にも役立ちます。
ノートに書き出したり、キャリア相談を受けたりして、自分を客観的に見つめてみましょう。
将来の目標などを整理する
「将来どうなりたいか」「どんな働き方をしたいか」を早いうちに整理しておくと、学びの方向性が明確になります。
漠然とした不安が減り、行動に目的が生まれます。
複数のインターンシップに参加する
インターンは、実際の職場を体験できる貴重な機会です。
業界理解を深めるだけでなく、社会人マナーや仕事の流れも学べます。
短期・長期を問わず、複数の企業で経験を積むのがおすすめです。
社会人から仕事の話を聞く
OB・OG訪問やキャリアイベントに参加し、実際に働いている人の声を聞いてみましょう。
リアルな意見を知ることで、将来像をより具体的に描けます。
大学生のうちは避けた方がいいこと
大学生活をより良いものにするために、避けたい行動もあります。
代表的なものは以下の2つです。
・学業を疎かにする
・不規則な生活リズムで過ごす
順に解説します。
学業を疎かにする
自由な時間が増えると、つい遊びやアルバイトを優先してしまいがちです。
しかし、大学の学びは社会に出てからの基礎になります。
特に出席率や単位取得状況は就活にも影響するため、バランスを大切にしましょう。
不規則な生活リズムで過ごす
夜更かしや不摂生が続くと、心身の不調につながります。
自由な大学生活だからこそ、自己管理力が問われます。
規則正しい生活を意識し、健康的に過ごすことが将来のパフォーマンスにも直結します。
まとめ
大学生でやるべきことは、人それぞれの目的によって異なります。
しかし共通して言えるのは、「今しかできない経験を意識的に選ぶこと」が大切だということです。
学びも遊びも、どちらも全力で取り組めば、社会人になってから必ず活きてきます。
時間・出会い・挑戦のチャンスが豊富なこの時期を大切にし、自分だけの大学生活をつくっていきましょう。
