大学・短大・専門学校の違いは?進路や学費、進学するメリット・デメリットなどを解説

大学・短大・専門学校の違いは?進路や学費、進学するメリット・デメリットなどを解説

高校卒業後に進学する学校には、専門学校、短大や大学とさまざまな種類があります。選択肢が多くあると、どこに進学するか迷いますよね。

もし周りの進学状況に影響されて学校選びを行った場合、将来的に進路の選択が狭まり後悔してしまうことにもなりかねません。

本記事では、大学・短大・専門学校それぞれ3つの違いや、各学校のメリットやデメリットなどを解説しています。ぜひ進学先選びの参考にしてみてください。

目次

大学・短大・専門学校の違い

大学、短大、専門学校は、高校を卒業した学生が自分の意思で選んで進学することができます。各大学の違いは学習期間だけではありません。大学・短大・専門学校の違いは以下の4つがあります。

【大学・短大・専門学校の違い】

  • 学習内容
  • 学費
  • 就職後の進路
  • 学生生活

順に解説します。

学習内容

大学や短大は幅広い教養を学習し、専門学校は特定の実務に必要となる技能を身に着けられるという違いがあります。

大学と短大の違いは、専門性の追求度合です。一般的に大学は4年制であるのに対し、短大は2年制となっています。したがって、短大に比べ2年間長い大学は、興味分野の専門性を高めることが可能となります。

以下では、学校ごとの学習内容の違いを表にまとめています。

大学幅広い教養を学習し、4年間の中で、深く専門の学問を研究し、応用力をつけることを目的とした学びを行います。
短大幅広い教養を学習し、2年間の中で、職業や生活に必要な能力の育成を行います。
専門学校特定職種の実務に直接必要となる知識の養成や、職業での即戦力となる技能を学習します。

参照元:厚生労働省|大学・短大・専門学校と専門職大学・専門職短大の比較

学費

年間でかかる学費も学校ごとに違いがあります。

大学の場合、国立大学標準額が535,800円、私立大学平均額が817,952,000円と記載されています。

短大の場合、公立短大の平均が377,357円です。

専門学校の場合、国立専門学校の平均が167,000円という結果となりました。

学ぶ分野や国立・公立・私立によっても学校ごとに大きく異なることがわかります。

参照元:文部科学省|国立大学と私立大学の授業料等の推移

参照元:文部科学省|公立短期大学授業料等について 

参照元:文部科学省|資料6

就職後の進路

就職後の進路は、学習内容同様、大学・短大と専門学校で分類されます。

大学・短大の場合、学部による違いもありますが、就職先の選択肢が柔軟で、自分の行きたい企業や職種に応募が可能です。

専門学校の場合、学校で学ぶ専門分野の業界においては就職に強い反面、学業と異なる分野に就職することにおいては難しくなります。

参照元:文部科学省|私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果

参照元:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別

学生生活

大学はサークルや部活動の数が多く、私立大学では100を超える学校もあります。4年間の自由な時間の中で自分の好きな活動や学問を学ぶことができます。

短大や専門学校は、2年生の学校が多く、授業が集中的に行われます。そのため自由な時間は少ない傾向にあり、サークル活動も大学ほど活発ではありません。

大学のメリット・デメリット

大学は4年間をかけて学習を行うことができます。以下では、大学のメリット・デメリットをご紹介します。

大学のメリット

大学のメリットは以下のとおりです。

【大学のメリット】

  • 生活の自由度が高い
  • 教養を学んだ後、興味のある分野を深められる
  • 初任給が高い
  • 図書館や留学の制度が充実している

自由度が高い大学では、サークルを複数掛け持ちする、海外旅行に行く、仕事を行うなど学業外のことにも積極的に取り組むことが可能となります。

大学のデメリット

大学のデメリットは以下のとおりです。

【大学のデメリット】

  • 自由度が高い分、学生に自主性がない場合は何も身に付かずに終わってしまう
  • 広く教養を学ぶことで専門性を極められない
  • 学費が高い

大学の授業だけでは、資格取得などの専門性を磨くことはできません。

短大のメリット・デメリット

短大は、大学の半分の期間で学習を行います。

短大のメリット・デメリットを以下で紹介します。

短大のメリット

短大のメリットは以下のとおりです。

【短大のメリット】

  • 短期間で一般教養を学べる
  • 学費が安い

早く就職したい人にとっては、短大は短期間で教養を身に着けられる点で最適で、学費や生活費も大学と比べて安く抑えることができるでしょう。

短大のデメリット

短大のデメリットは以下のとおりです。

【短大のデメリット】

  • 初任給の平均が大学、専門学校と比べ最も低い
  • 自由な時間が少ない
  • サークルや部活動が少ない

短大は、短期間で学習を進めていくため、自由な時間が少なくなる傾向があります。

専門学校のメリット・デメリット

短大と同様、専門学校は2年間、多いところでは4年かけて学習を行います。

以下では専門学校のメリット・デメリットを紹介します。

専門学校のメリット

専門学校のメリットは以下のとおりです。

【専門学校のメリット】

  • 専門的なスキルが学べる
  • 実務に直結する学びができ、就職後の即戦力が期待できる
  • 効率的に資格を取得できる
  • 専門分野の就職に強い
  • 学費が安い

大学や短大と比べて、専門学校の1番のメリットは、専門性を身に着けられる点です。資格取得に実績を持つ学校が多く、自分の興味のある分野に特化して学習できる環境が整っています。

専門学校のデメリット

専門学校のデメリットは以下のとおりです。

【専門学校のデメリット】

  • 自由な時間が少ない
  • 就職先が限られる
  • 分野に興味がなくなっても、選択を変更しづらい
  • サークルや部活動が少ない

専門学校も短大と同様、2年間の限られた中で学習を進める必要があります。また、専門性に特化している分、途中で進路を変更することが難しい場合が多いでしょう。

まとめ

本記事では、大学・短大・専門学校の違い、各学校に進学するメリット・デメリットを解説しました。将来の進路に関わる学校選びは、それぞれの学校の特徴を知った上で、吟味することが大切です。

それぞれの学校のメリットやデメリットを充分に理解した上で、進学する学校を選んでみてはいかがでしょうか。

ディスクレーマー

本PR記事は、閲覧される皆様に、弊社が学費保証に係る商品を取り扱っている旨お知らせすることのみを目的としております。 実際に、専門学校様と新規入学者様(あるいは既存学生様)との間で学費のお支払いに関する契約を締結する場面において、当該商品の付帯が推奨され、あるいはその付帯を義務付けられることはありませんし、またそのような推奨や義務付けがなされることを目的とするものでもございません。

みんなに記事をシェアする!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

執筆者

大学卒業後、金融機関にてリテール業務・法人融資業務などを経験。現在は金融・ライフスタイル領域を中心に年間1,000記事以上の記事執筆や数百万PVの金融系メディアのディレクションも行っている。

目次