「実家からの仕送りなしで、一人暮らしを始められるの?」と不安を抱く方も多いと思います。専門学生は、一般的に忙しいといわれるため、一人暮らしはできないと思いますよね。
専門学生が一人暮らしをするためには、専門学生が使えるサービスや方法を知ることが重要です。
本記事では、専門学生が一人暮らしに必要な費用、仕送りなしでも一人暮らしをする方法などを解説します。
専門学生の一人暮らしに必要な費用
専門学生の中には、実家から離れた専門学校へ進学するため、一人暮らしを始める方もいます。
専門学生の一人暮らしに必要な費用は以下の2つがあります。
【専門学生の一人暮らしに必要な費用】
- 初期費用
- 生活費
順に解説します。
初期費用
新居に暮らす場合、入居時にかかる費用、引っ越し代、家電費用など、少なくとも400,000円以上かかると予測できます。新居の入居でかかる費用とその他費用は以下のとおりです。
【新居の入居に関連する費用】
項目 | 費用 |
前家賃 | 78,737円 |
共益費 | 4,614円 |
敷金 | 78,737円 |
礼金 | 78,737円 |
仲介手数料 | 86,610円 |
その他費用 | 19,768円 |
合計 | 347,203円 |
入居時以外にかかる相場費用は以下のとおりです。
【その他費用】
項目 | 費用 |
引っ越し代 | 30.000~100,000円 |
テレビ | 20.000~30,000円 |
冷蔵庫 | 20,000~40,000円 |
ベッド | 10,000~20,000円 |
カーテン | ~5,000円 |
食器 | ~10,000円 |
合計 | 80,000~205,0000円 |
生活費
生活費には、食費や趣味などの娯楽にかかる費用、友達との交際費などがあります。
年間の生活費を居住形態別に比較すると、自宅生の合計が386,000円、学生寮で暮らす学生が937,000円、アパート等に暮らす学生の合計が1,065,500円いう結果になりました。自宅生と一人暮らしの学生では約700,000円の差があります。以下は居住形態別に生活費の平均費用をまとめています。
自宅生 | 学生寮 | アパート等に暮らす学生 | |
食費 | 75,600円 | 235,500円 | 234,000円 |
住居・光熱費 | – | 378,400円 | 477.400円 |
保険衛生費 | 52,200円 | 43,800円 | 59,900円 |
娯楽費 | 106,300円 | 104,100円 | 186,900円 |
その他の日常費 | 151,900円 | 175,200円 | 186,9000円 |
生活費合計 | 386,000円 | 937,000円 | 1,065,500円 |
単位(円)
専門学生が仕送りを受けている割合・金額
専門学生には、仕送りをもらっている学生とそうでない学生がいます。日本学生支援機構の調査によると、実家からの仕送りがある学生の割合は46.2%で、仕送り金額が平均836,400円とあります。この調査から、仕送りがない学生の割合が若干数多いことがわかります。
また、仕送りの金額も生活費同様、居住形態ごとに差があります。以下は居住形態ごとの平均金額をまとめた表です。
自宅生 | 学生寮 | アパート | |
仕送り金額 | 759,300円 | 1034,900円 | 1068,600円 |
専門学生が仕送りなしで一人暮らしをする方法
専門学生が仕送りなしで一人暮らしをする方法は以下3つの方法があります。
【仕送りなしで一人暮らしをする方法】
- 支出を抑える方法
- 収入を増やす方法
- 各種制度を活用する方法
それぞれ具体的な方法を解説します。
支出を抑える方法
まずは、支出を抑える方法を検討してみましょう。アルバイト先を選ぶ場合、無料でまかないをもらえる飲食や学校近くのアルバイト先を選ぶことで交通費を抑えることが可能となります。また、学生の特権を活かし、学割を活用してみてはいかがでしょうか。学割では交通費以外にも、娯楽費やヘアカットなどの美容費を割引できるサービスが充実しています。支出を抑える方法は以下をご覧ください。
【支出を抑える方法】
- 飲食バイトのまかないを食べる
- 自炊の割合を増やす
- 学校近くのアルバイト先を選ぶ
- 家賃の安い物件を選ぶ
- 学割を活用する
収入を増やす方法
収入の増やし方には、以下3つの方法があります。
【収入を増やす方法】
- 時給が高いアルバイトを始める
- 長期休みでまとめて稼ぐ
- 自宅でできる副業を行う
専門学生は、遅い時間まで授業がある場合も多いため、長期休みや、自宅での隙間時間に副業をするなど、時間を上手く活用した方法で収入を増やすことを検討しましょう。
各種制度を活用する方法
専門学生は、さまざまな制度を活用することができ、以下2つの方法があげられます。
【各種制度の活用方法】
- 奨学金制度を利用する
- 特待生になり学費を免除してもらう
専門学生で、奨学金制度を活用している学生の割合は、60,6%と半分以上に及びます。奨学金の活用割合は、年々増加傾向で、制度の活用が進んでいます。
また、成績が優秀な学生に対しては、入学金や学費の一部または全額が免除される制度もあります。
まとめ
本記事では、専門学生が仕送りなしでも一人暮らしができるのか、また生活費を賄う具体的な方法を解説しました。専門学生は4人中3人の割合でアルバイトを行い、生活費を稼いでいます。
アルバイト等で収入を増やす方法以外にも、学割の利用や、奨学金などの各種制度を活用することで、生活費を賢く賄っていきましょう。