「専門学校の学費は自分で払える？」「専門学校の学費を自分で払う方法は？」このような疑問を持つ方も多いでしょう。
実は、専門学校の学費を自分で払っている学生は存在します。自分で学費を払うことは大変そうに感じますよね。
専門学生が自分で学費を払うには、専門学生が使える制度や方法を理解しておくことが重要です。
本記事では、専門学生が学費を自分で払うための制度や方法などを解説します。
専門学校で卒業までにかかる学費
専門学校で卒業までにかかる学費は、平均2,394.000円です。学校ごとに違いがあり、国立や公立の専門学校は比較的学費が安く、私立の場合は高くなる傾向にあります。
また、学ぶ分野や時間帯によっても学費に差があります。看護分野は比較的学費が安く、栄養・調理分野は高くなります。
夜間の課程がある専門学校では、昼間に行う課程より、学費を抑えることができます。
参照元：東京都専修学校各種学校協会｜令和5年度専修学校各種調査統計資料
※卒業までにかかる学費の平均は、初年度の入学金に初年度の授業料含めたその他金額を2倍したものを足して算出。
専門学校の学費を自分で払うことは可能？
専門学校の学費を自分で払うことは可能です。学費・生活費両方を自分自身で負担している学生の割合は、全体の14.6％です。
その中で、家庭所得3,000,000円未満の場合では、5割近くの学生が自分で学費等を払っているという調査結果が得られています。
参照元：文部科学省｜専修学校生の学生生活等に関する 調査研究
専門学校の学費を自分で払う方法
専門学校の学費を自分で払う方法は以下の4つがあります。
【専門学校の学費を自分で払う方法】
- 奨学金を利用する
- 専門学校で学費の延納・分納を相談する
- 特待生になり学費を免除してもらう
- アルバイトでお金を稼ぐ
順に解説します。
奨学金を利用する
専門学生の中で、奨学金制度を活用している学生の割合は、60,6%と半分以上に及びます。奨学金を利用して専門学校の学費を払い、お金がたまったら返済を行います。制度によって違いはありますが、奨学金は返済期間が長いため、まとまって稼げる時に奨学金の支払いを行うことができます。
専門学校で学費の延納・分納を相談する
専門学校によっては、学費を月々の支払いに変更ができる場合があります。多額の学費は準備ができなくても、分納によって、一定額を複数回にわけて支払うことで最終的に学費を払うことが可能となります。
しかし、専門学校は授業時間が長いため、お金を稼ぎながら支払いを考えている場合は、注意が必要です。
特待生になり学費を免除してもらう
成績が優秀と認められると、特待生として学費の一部が免除される場合があります。そのため、払わなければならない学費が減ることにより、負担が軽減し自分での支払いが可能となります。
専門学校に特待生の制度があるかは、事前に確認を行いましょう。
アルバイトでお金を稼ぐ
アルバイトを行いながら学費を自分で払う方法があります。学校終わり、長期休みなど、アルバイトの時期や種類もさまざまですが、学業と両立してお金を稼ぐことが可能となります。
専門学生は、2年間のカリキュラムの中で学習を行うため、スケジュールが一杯になることが予想されます。アルバイトと学業の両立を考える際は、体調を崩さないように気を付けましょう。
まとめ
本記事では、専門学校の学費を自分で払うことはできるのか、学費を自分で払う方法を解説しました。専門学生は、14.6％が学費を自分で払い学校に通っています。奨学金制度の活用や、月々分けて学費を払うことで、学生自身で学費を払うことが可能です。
一度自分の学校の制度を確認し、計画的に学費の支払いを行っていきましょう。
