専門学校の学費はいつ払う?入学金・前期・後期・2年目以降の支払い時期を早見表で解説

専門学校の学費はいつ払う?支払う時期や払えない場合の対処法を解説

専門学校の学費は、入学金(+前期分)を合格後すぐの「入学手続き期限」までに払い、授業料は前期・後期の年2回に分けて払うのが基本です。

  • 入学金:合格通知に同封される案内の期限まで。公式に「合格通知から3日以内」「合格通知到着日から1週間以内」と定めている学校もあり、合格から数日〜1週間ほどしか猶予がないことが多い
  • 1年目の授業料:入学手続き時に前期分、後期分は9月ごろが多い
  • 2年目以降:入学金はなし。前期分を進級前の3月末〜4月中、後期分を9月ごろに払う学校が多い
  • 奨学金は入学後にしか振り込まれないため、入学金と前期分は自分で用意する必要がある

時期は学校・入試方式で違うため、最終的には志望校の募集要項の「入学手続き」「学費納入」の欄で確認してください。この記事では、学費保証事業を行う全保連が運営するメディアとして、各校の公式な記載をもとに支払い時期の目安を早見表にまとめます。学費の金額(相場・内訳)は専門学校の学費はいくら?分野別の相場・内訳まとめをご覧ください。


目次

【早見表】専門学校の学費を払う時期

時期払うもの目安
合格後すぐ(入学手続き期限)入学金+前期分の授業料・施設費など(入学金だけを先に払い、残りを延納できる学校もある)合格通知から数日〜1週間ほどの期限が多い
入学前(〜3月)延納していた前期分延納を認める学校の場合。期限は学校が指定
1年目の9月ごろ後期分の授業料・施設費など前期と同額程度のことが多い
1年目の3月末〜2年目の4月2年目の前期分入学金はかからない
2年目の9月ごろ2年目の後期分3年制・4年制は以降も同じサイクル

実際の学校の記載を並べると、次のようになります(いずれも2027年4月入学者向けの公式ページの記載)。

学校入学手続き(入学金など)1年目の後期2年目以降
日本工学院(東京)入学手続時に入学金+前期授業料など2027年9月末前期 2028年3月末/後期 2028年9月末
東京歯科衛生専門学校合格通知から3日以内9月中(前期は4月中)各学年とも前期4月中・後期9月中
青山製図専門学校合格通知到着日から1週間以内分割納入の場合は第2回2027年7月2日・第3回11月5日一括納入が原則(分割は相談)
日本電子専門学校入学金以外の入学手続時納入金は、総合型選抜前期なら2026年12月11日、後期なら2027年1月22日まで延納できる――

出典:日本工学院「学費のご案内」/東京歯科衛生専門学校「募集要項(共通)」/青山製図専門学校「入学手続きと学費」/日本電子専門学校「出願」

同じ「専門学校」でも、合格から3日で入学金を求める学校もあれば、入学金以外を年明けまで待ってくれる学校もあります。「合格してから調べる」では間に合わないので、出願前に募集要項で確認しておきましょう。


入学金はいつ払う?入試方式別のタイミング

入学金は「その学校に入学できる地位」を確保するためのお金で、合格後の入学手続き期限までに払わないと、合格が取り消されたり入学辞退とみなされたりします。東京歯科衛生専門学校の募集要項も「入学手続期間内に入学金の振込を完了しない場合は合格を取り消します」と明記しています。

入学金を払う時期は、いつ合格するか=どの入試方式で受けるかでほぼ決まります。

入試方式出願の時期(例)入学金を払う時期の目安
総合型選抜(AO入学)エントリー6月〜、出願9月〜合格が出る高校3年の秋。入学の半年前に払うことになる
学校推薦型選抜(推薦入学)出願10月〜合格が出る秋〜冬
一般選抜(一般入学)出願10〜11月〜翌3月合格後すぐ。2〜3月の合格なら入学直前

出願時期の例は日本電子専門学校(総合型選抜の前期出願2026年9月1日〜30日、推薦入学の出願2026年10月1日〜31日、一般入学の出願2026年11月1日〜2027年3月31日)の記載です。出典:日本電子専門学校「募集要項」

総合型選抜や推薦で早く合格するほど、入学金を払う時期は前倒しになります。入学金はこの記事で例に挙げた日本工学院・日本電子専門学校・東京歯科衛生専門学校でいずれも20万円です。高校3年の秋にこの金額を用意できるかどうかは、受け方を決める前に家族で確認しておきたいポイントです。

入学手続き時に「前期分」も一緒に払う学校が多い

入学手続きで求められるのは入学金だけとは限りません。日本工学院の例では、入学手続時納入金は「入学金+前期授業料+その他諸費」で、放送・映像科の場合は合計841,010円です。入学手続きの時点で1年目の学費の半分以上をまとめて払うケースがあることを前提に、資金を準備しておく必要があります。

一方で、日本電子専門学校のように入学金だけ先に払い、残り(前期分)を年明けまで延納できる学校もあります。延納・分割の制度があるかどうかで、資金計画は大きく変わります。

3月31日までに辞退すれば、入学金以外は原則返ってくる

複数の学校を併願していて「本命の結果が出る前に、すべり止めの入学手続き期限が来てしまう」ことはよくあります。このとき知っておきたいのが、入学を辞退したときの扱いです。

文部科学省は専修学校(専門学校)に対し、3月31日までに入学辞退の意思表示をした人には、原則として納付済みの授業料等を返還するよう求めています(最高裁判所の平成18年11月27日判決を踏まえた通知)。ただし、

  • 入学金は返還されない(入学できる地位を得るための対価とされるため)
  • 専願・推薦入試で合格して在学契約を結んだ人は、この原則の対象外

という2点に注意してください。実際に、日本電子専門学校や青山製図専門学校の募集要項にも「2027年3月31日までに辞退を申し出た場合は入学金を除き返還」と書かれています。

出典:文部科学省「専修学校及び各種学校の入学辞退者に対する授業料等の取扱いについて(通知)」(関係通知一覧)

大学との併願や、3月の追加募集で専門学校を考えている人は3月でも専門学校は受験できる?もあわせてご覧ください。


授業料はいつ払う?1年目の後期と2年目以降の時期

1年目:前期は入学手続き時、後期は9月ごろ

多くの専門学校は授業料を前期・後期の半年ごとに請求します。1年目の前期分は入学手続き時(または延納期限)に払い、後期分は9月ごろが目安です。日本工学院は「2027年9月末」、東京歯科衛生専門学校は「9月中」としています。

2年目以降:前期分は「進級前の3月末〜4月」

2年目は入学金がかからないため、1年目より負担は軽くなります。ただし2年目の前期分の期限が、1年目の3月末に来る学校がある点に注意してください。日本工学院は2年次前期を「2028年3月末」、学校法人東放学園も2年次の前期分を「1年次3月」に納めるとしています。東京歯科衛生専門学校のように「前期は4月中」の学校もあります。

1年目の3月は、春休みでアルバイト代が入る一方、進級に向けた教材費や実習費がかさむ時期でもあります。2年目の前期分の期限は、1年目のうちに確認しておくのが安全です。

出典:学校法人東放学園「学費」

一括払い・分割払い・月払いはできる?

払い方内容例
一括納入1年分をまとめて払う青山製図専門学校は一括納入が原則
年2回(前期・後期)半年ごとに払う。最も一般的日本工学院・東京歯科衛生専門学校
分割納入学校が回数と期日を決めて分ける青山製図専門学校は申し出により3回に分割(金利なし)
月払い(口座振替)学費保証サービスを導入している学校で、学校が決めた回数に分けて払う学校が導入している場合のみ

学校が決めた回数で月々に分けて払える「学費保証」の仕組みは、学費保証とは?で解説しています。


奨学金は入学金に間に合わない。入学前のお金はどう用意する?

学費の支払い時期で一番の落とし穴は、奨学金が振り込まれるのは入学後だという点です。日本電子専門学校の募集要項は「日本学生支援機構奨学金は入学後に振込されるため、入学手続時納入金には利用できません」と明記しています。高校3年のうちに予約採用で奨学金が決まっていても、入学金と前期分には使えません。

高等教育の修学支援新制度(授業料・入学金の減免)の対象になる人も同じで、減免が確定するのは入学後です。文部科学省は「入学前に入学金等を納付した場合は、入学後に減免が確定すれば大学等から減免相当額が還付される」「納付が困難な場合は、納付期限を猶予してもらえるか進学先に相談を」と案内しています。

出典:文部科学省「高等教育の修学支援新制度 よくあるご質問」

入学前にまとまったお金が必要な時期は、次のように整理できます。

時期必要なお金使えないもの
合格直後入学金(+前期分)JASSO奨学金(入学後に振込)・修学支援新制度の減免(入学後に確定)
1〜3月延納していた前期分・教材費・一人暮らしの初期費用同上
4月以降後期分・2年目の学費ここからは奨学金を充てられる

奨学金が振り込まれるまでの「すき間」を、入学時特別増額貸与奨学金・労働金庫の入学時必要資金融資・国の教育ローン・学校の延納などでどう埋めるかは、奨学金が入学金に間に合わないときの用意の仕方で比較しています。奨学金の種類そのものは第一種奨学金とは?を参考にしてください。


支払い期限に間に合わないときは、期限前に学校へ連絡を

入学手続きの期限を過ぎると、多くの学校では合格取り消し・入学辞退扱いになります。青山製図専門学校は「諸事情により納入が遅れる場合や教育ローンなどを活用される方は入学相談室までご連絡ください」「期限内に手続きが完了できず連絡も取れない場合は、入学辞退と判断される場合がある」としています。つまり、連絡さえすれば相談に乗ってもらえる余地があるということです。

  • 入学前:期限前に入学相談室へ連絡し、延納・分割ができるか聞く。教育ローンの審査待ちなら、その旨を伝える
  • 在学中(後期・2年目):学費担当窓口に、いつ・いくら払えるかを添えて相談する

在学中に納期を過ぎてしまった場合の具体的な動き方(分納の頼み方の例文、除籍までの流れ)は専門学校の学費が払えない・間に合わないときの対処法で詳しく解説しています。自分で学費を払う予定の人は専門学校の学費を自分で払うことはできる?も参考にしてください。


よくある質問

Q. 専門学校の入学金は、合格してから何日以内に払えばいいですか?A. 学校と入試方式によって違います。公式に「合格通知から3日以内」(東京歯科衛生専門学校)、「合格通知到着日から1週間以内」(青山製図専門学校)と定めている学校があり、数日〜1週間ほどの短い期限が多いと考えておきましょう。正確な期限は合格通知に同封される納入案内で確認してください。

Q. 後期の授業料はいつ払いますか?A. 9月ごろが目安です。日本工学院は1年次後期を9月末、東京歯科衛生専門学校は9月中としています。

Q. 2年目の学費はいつ払いますか?A. 前期分を進級前の3月末〜4月、後期分を9月ごろに払う学校が多いです。2年目は入学金がかからないため、1年目より年間の負担は軽くなります。

Q. 奨学金で入学金を払えますか?A. JASSOの奨学金は入学後に振り込まれるため、入学前に払う入学金・前期分には使えません。入学前のお金は、入学時特別増額貸与奨学金や国の教育ローン、学校の延納制度などで用意する必要があります。

Q. 入学金を払った後に辞退したら返ってきますか?A. 入学金は原則として返ってきません。授業料などは、3月31日までに辞退を申し出れば原則として返還されます(専願・推薦で合格して在学契約を結んだ場合を除く)。

Q. 学費の支払い期限に間に合わないときは?A. 期限前に学校(入学前は入学相談室、在学中は学費担当窓口)へ連絡し、延納・分割ができるか相談してください。連絡せずに期限を過ぎるのが最も危険です。


まとめ

  • 専門学校の学費は、入学金(+前期分)を合格直後の入学手続き期限までに払い、授業料は前期・後期の年2回が基本
  • 入学金の期限は「合格通知から3日以内」「1週間以内」など短い学校が多い。総合型選抜・推薦で早く合格するほど、払う時期は高校3年の秋へ前倒しになる
  • 1年目の後期分は9月ごろ、2年目の前期分は1年目の3月末〜4月が目安
  • 奨学金も修学支援新制度の減免も、入学前のお金には間に合わない。入学前の資金は別に用意するか、延納・猶予を学校に相談する
  • 3月31日までに辞退すれば入学金以外は原則返還。ただし専願・推薦で契約済みの場合は対象外

支払い時期が分かったら、次は「その時期までにいくら用意するか」です。学費の相場と内訳は専門学校の学費まとめで確認できます。

※本メディア「スクモア」は、機関保証・家賃保証・学費保証事業を行う全保連株式会社が運営しています。

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本PR記事は、閲覧される皆様に、弊社が学費保証に係る商品を取り扱っている旨お知らせすることのみを目的としております。 実際に、専門学校様と新規入学者様(あるいは既存学生様)との間で学費のお支払いに関する契約を締結する場面において、当該商品の付帯が推奨され、あるいはその付帯を義務付けられることはありませんし、またそのような推奨や義務付けがなされることを目的とするものでもございません。

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執筆者

大学卒業後、金融機関にてリテール業務・法人融資業務などを経験。現在は金融・ライフスタイル領域を中心に年間1,000記事以上の記事執筆や数百万PVの金融系メディアのディレクションも行っている。

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