専門学校の学費はいつ払う?支払う時期や払えない場合の対処法を解説

専門学校の学費はいつ払う?支払う時期や払えない場合の対処法を解説

専門学生や専門学校への入学を検討している方の中には「学費の支払い時期がいつかわからない」「学費が払えない場合はどうなる?」と疑問に思う方もいるでしょう。

学費の支払い時期を知らないと、全額を準備できずに支払い日になってしまったということにもなりかねません。

本記事では、学費の支払い時期や、学費を払えない場合の対処方法などを解説しています。学費の支払いに不安を感じている方は、ぜひご覧ください。  

目次

専門学校でかかる学費はどのくらいか

専門学校の学費は、専門学校での学びの分野によって大きく異なります。東京都専修学校各種学校協会の調査によると、初年度納付金の合計平均額は、1,279千円という結果となり、以下には分野ごとの初期納入額の合計を記載しています。 

分野入学金授業料実習費設備費その他金額
看護168千円807千円56千円119千円42千円1,192千円
理容・美容122千円555千円206千円221千円305千円1,410千円
スポーツ144千円796千円52千円110千円153千円1,255千円
栄養・調理173千円615千円360千円195千円162千円1,505千円
旅行・ホテル・観光83千円844千円54千円195千円68千円1,243千円
簿記・ビジネス・IT(商業)174千円656千円77千円157千円45千円1,109千円
情報処処理・IT(工業)197千円735千円154千円149千円58千円1,292千円
保育・教育166千円693千円54千円159千円99千円1,172千円

看護の場合1,192千円、栄養・調理の場合1,505千円と金額に差があることがわかります。栄養・調理の分野は、実習費が多くかかってしまうためです。上記の金額は、東京の専門学校を対象とした調査のため、住む地域によっても学費が異なります。

入学を検討している専門学校の学費は、事前に確認を行いましょう。

参照元:東京都専修専門学校各種学校協会|令和5年度専修学校各種学校調査統計資料

専門学校の学費を払う時期はいつか

専門学校の学費を払う時期は学年ごとに異なり、以下2つの場合があります。

【専門学校の学費を払う時期】

  • 専門学校1年目の場合
  • 専門学校2年目以降の場合

順に解説します。

専門学校1年目の場合

専門学校1年目の場合、合格発表後の1週間から2週間以内に最初の支払いを行います。

支払いの内訳は学校ごとに異なりますが、入学手続き金のみ、または入学手続き金と前期の授業料を支払います。

後期の授業料は、後期の授業が始まる前での支払いが多く、後期の授業料を払うことで、専門学校1年目の支払いは完了します。一部の専門学校では、一括納入を定める学校もあるため、入学を検討する専門学校の支払い時期も学費と同様、事前に調べておきましょう。

専門学校2年目以降の場合

専門学校2年目の場合、2年前期の授業が始まる前に授業料を半分に分けて支払いを行う場合が多く、一括納入も可能です。2年目以降は入学手続き金がないため、専門学校1年目よりも支払い額が減り、学費負担が少なくなる方が多いでしょう。

学費が払えない場合の対処法

学費が払えなくなってしまう理由として、両親の勤務先での収入の減少や家族の介抱、進学先の学費が高額であるなどの経済的理由や家庭的事情などが考えられます。学費が払えない場合、以下の3つの対処法があります。

【学費が払えない場合の対処法】

  • 専門学校で学費の延納・分納を相談する
  • 奨学金を利用する
  • 教育ローンを利用する

それぞれ順に解説します。

専門学校で学費の延納・分納を相談する

専門学校によっては、学費の延納制度や分割払いが可能な学校もあります。一度の支払いが難しい場合、自分で判断せずに自身が通っている専門学校に相談することをおすすめします。

また、成績優秀者であれば、学費の免除や減額を受けられることもあるでしょう。

奨学金を利用する

奨学金は、就職後に返済を必要とする「貸与型」や返済が不要の「給付型」などがあり、条件に合えば申請が可能となります。

奨学金には、以下4つの種類があります。

【奨学金の種類】

  • 日本学生支援機構
  • 地方自治体の奨学金
  • 専門学校の奨学金
  • 民間団体の奨学金

それぞれを比較をした上で自分に合った奨学金制度を選びましょう。

教育ローンを利用する

教育ローンとは、保護者が子供の学費を賄うために利用するローンです。学生が在学中は、ローンの返済を軽減する措置が設けられており、申し込みはいつでも可能となります。

教育ローンと貸付型の奨学金との違いは、以下の6つです。

【教育ローンと奨学金の違い】

教育ローン奨学金
利用者保護者学生本人
世帯年収の上限扶養する子供の人数が0人、または1人7,900,000円扶養する子供の人数が2人8,900,000円※子供の人数が増えると上限が1,000,000円ごとにあがる第一種奨学金8,030,000円以内第二種奨学金12,500,000円以内※日本学支援機構の奨学金の場合
受け取り方一括毎月定額
ご利用可能額一括3,500,000円~4,500,000円月額10,000円~120,000円
返済期間最長18年最長20年
申し込み時期いつでも可能決められた募集時期

教育ローンを申し込む場合、専用のホームページで金利を確認した上で、必要な場合は申し込みを行いましょう。

参照元:日本政府金融公庫|教育一般貸付

まとめ

本記事では、専門学校の学費の支払い時期や、学費を払えない場合の対処法について解説しました。初年度である専門学校1年目の場合、合格発表後1週間から2週間で学費を払う必要があり、期間内に支払いができないと、入学が取り消しになってしまいます。

学費が払えない場合は、学費の延納の確認、奨学金や教育ローンを借りる方法があります。学費の支払い時期を確認した上で、必要に応じて適切に対処し、学費の準備を行いましょう。

ディスクレーマー

本PR記事は、閲覧される皆様に、弊社が学費保証に係る商品を取り扱っている旨お知らせすることのみを目的としております。 実際に、専門学校様と新規入学者様(あるいは既存学生様)との間で学費のお支払いに関する契約を締結する場面において、当該商品の付帯が推奨され、あるいはその付帯を義務付けられることはありませんし、またそのような推奨や義務付けがなされることを目的とするものでもございません。

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執筆者

大学卒業後、金融機関にてリテール業務・法人融資業務などを経験。現在は金融・ライフスタイル領域を中心に年間1,000記事以上の記事執筆や数百万PVの金融系メディアのディレクションも行っている。

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