「専門学校のパンフレットを見ているけど、進学先を決められない」「専門学校を決めるためのポイントがわからない」このような不安を抱えている方は多いでしょう。さまざまな学校の中から、自分にあった専門学校を選びたいですよね。
適当に進学先を決めてしまうと、専門学校入学後、後悔して学校生活を過ごすことにもなりかねません。
本記事では、専門学校の決め方や進学するメリット・デメリット、選び方のポイントなどを解説します。学校選びの参考に、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも専門学校とは
専門学校とは、特定の業務に必要となる知識を身に着け、職業での即戦力となる技能を学習するための学校です。実習の時間が多いのが特徴で、2年間の中で効率的に資格取得を目指すことができます。
学べる分野は、看護・IT・調理など8つの分野に分かれており、自分の興味にあった分野を選ぶことができます。
参照元:東京都専修学校各種学校協会|令和5年度専修学校各種調査統計資料
H2. 専門学校に進学するメリット・デメリット
専門学校への進学には、メリット・デメリットが存在します。
以下でそれぞれ解説していきます。
専門学校に進学するメリット
専門学校に進学する最大のメリットは、仕事で活かすための技能や資格を習得できる点です。大学・短大だと、幅広く教養を学んでも、結局何も身につかなかった事例があります。しかし、専門学校では特定分野に特化したスキルを強みとして身に着けることができます。
他にも専門学校に進学するメリットは以下のとおりです。
【専門学校に進学するメリット】
- 資格を取得できる
- 自分の興味がある分野を特化して学べる
- 短期間で専門的なスキルが身に着けられる
- 学費が安い
- 専門分野の就職に強い
やりたいことが決まっている人にとって、専門学校は技能の取得に最適な環境だといえます。
専門学校に進学するデメリット
専門学校に進学すると、短期でスキル取得を目指す分、自由な時間が限られます。そのため、サークルや部活動などの課外活動は、大学と比べ少ない傾向が見られます。
他にも専門学校に進学するデメリットは以下のとおりです。
【専門学校に進学するデメリット】
- 自由な時間が少ない
- 就職先が限られる
- 分野に興味がなくなってしまっても、選択を変更しづらい
- サークルや部活動が少ない
専門学校はスキル取得後、学んだ分野の業界に就職することが多いため、就職先が限られてしまうというデメリットがあります。
専門学校選びのポイント
専門学校の選び方には以下5つのポイントがあります。
【専門学校選びのポイント】
- 授業内容
- 奨学金制度などの金銭面
- 施設・設備の充実度
- 認可校であること
- 取得できる資格と就職実績
順に解説します。
授業内容
授業内容は各専門学校ごとに特色があります。例えば、専門の教員による指導、実習を重視するカリキュラム、インターンシップを設けている学校、展示やコンテストで実績をつめる学校などさまざまです。
まずは、自分の学びたい分野を決め、分野ごとに学校を比較してみることをおすすめします。
奨学金制度などの金銭面
自分で学費を払い進学する学生もいます。その場合は、奨学金制度を申し込むと、在学中は費用の負担が軽減されます。
専門学生は奨学金を利用している人の割合が60,6%と、奨学金は大半の学生に関わる重要な要素です。
自分自身の費用を加味しながら、制度を活用できる学校を選びましょう。
施設・設備の充実度
学校の施設や、専門機器の設備の充実度は学習に大きく影響します。学生数に対して専門機器が1人1台である場合と、5人で共同で使う場合では、スキル習得に差ができる可能性が大いにあります。
オープンキャンパス等で実際に学校を見学する、先輩の話を聞くなどパンフレットに載っていない情報も確認することをおすすめします。
認定校であること
認定校とは、都道府県知事の認可を受けた教育施設のことです。認定校でない場合、学校でのプログラムを終えても、学歴としては認められません。
また、認定校でない学校には、奨学金制度もありません。学校名だけでは認定校か判断できない場合、自治体の担当部署または、各都道府県ごとに記載があるため、事前調べや問い合わせが可能です。
取得できる資格と就職実績
自分の行きたい企業や将来なりたい職業が決まっている場合は、専門学校の就職実績を確認しましょう。先輩の就職実績から、自分自身の進路候補の参考にすることができます。
また、資格を取得する際の、カリキュラムや資格合格数も就職に関わる要素であり、丁寧に確認する必要があります。
まとめ
本記事では、専門学校の決め方、選ぶポイントや進学するメリット・デメリットを解説しました。専門学校は、特定の仕事で即戦力となるスキルを身に着けることができます。
しかし、学習分野の業界に就職することが多く、就職先が限られるというデメリットもあります。
学校ごとの授業内容を調べた上で、就職実績や施設の充実度も考慮し、自分に合う学校を選ぶようにしましょう。