「大学編入はやめとけ」と言われる主な理由は、①必ず編入できるとは限らない、②お金がかかる、③単位認定次第で卒業までの期間や負担が読めない、④編入後の人間関係づくりが大変、⑤学習負担が重くなりやすい、の5つです。
つまり「やめとけ」の正体は、編入という制度そのものが悪いという話ではなく、合格・費用・編入後の3段階それぞれにリスクがあるということ。裏を返せば、この5つを事前に理解して準備できる人にとって、編入は学びたい分野に進み直せる有力な選択肢になります。
この記事では、大学在学中や短大・専門学校から編入を検討している人に向けて、「やめとけ」と言われる5つの理由を具体的に解説したうえで、編入のメリット、向いている人・向いていない人の特徴、後悔しないための準備方法を整理します。
大学編入がやめとけと言われる5つの理由
大学編入が「やめとけ」と言われる理由は以下のとおりです。
【大学編入がやめとけと言われる5つの理由】
- 必ず編入できるとは限らないため
- お金がかかるため
- 単位認定次第では卒業まで2年以上かかる場合があるため
- 編入後の人間関係の構築が簡単ではないため
- 編入後の学習負担が重くなりやすいため
順に解説します。
理由1:必ず編入できるとは限らないため
編入試験は受験者数に比べて募集枠が少なく、倍率が高くなるケースが多いです。
過去問や情報が限られているため対策も難しく、「合格できる保証がない」という点でリスクが大きいと感じる人もいます。しかも編入試験の勉強は、いま在籍している学校の授業や単位取得と並行して進めることになります。不合格だった場合にどうするか(現在の学校に残る・就職に切り替えるなど)まで考えておかないと、宙ぶらりんになりかねません。
理由2:お金がかかるため
編入するには入学金や授業料などの学費が新たに必要です。
短大や他大学で既に費用を払っているため、通算すると教育費の負担が重くなるケースもあります。さらに通学環境が変われば、引っ越しや生活費の追加負担も考慮しなければなりません。
理由3:単位認定次第では卒業まで2年以上かかる場合があるため
3年次編入だからといって、必ず2年間で卒業できるとは限りません。前の学校で修得した単位がどこまで認められるかは、大学や学部、科目の内容によって異なります。専門科目や必修科目として認定されない単位が多いと、1・2年次向けの授業と3・4年次の授業を同時に履修することになり、時間割が組みにくくなる場合があります。
出願前には募集要項だけでなく、単位認定の考え方、卒業要件、年間の履修上限まで確認しましょう。可能であれば入試担当窓口に、これまでの履修科目がどの区分で認定される見込みか相談しておくと安心です。
理由4:編入後の人間関係の構築が簡単ではないため
編入生は3年次からの合流が多いため、既にグループができあがっている中に途中参加する形になります。ゼミやサークル、友人関係の輪に後から入っていくことになるため、人間関係の構築は簡単ではありません。
新しい環境に飛び込むこと自体を楽しめる人には問題になりませんが、「知り合いが誰もいない環境」への心理的な負担を軽く見ていると、編入後に孤独を感じやすくなります。
理由5:編入後の学習負担が重くなりやすいため
編入生は、新しい大学のカリキュラムやゼミに一気に適応する必要があります。単位認定の結果によっては卒業に必要な科目が想定以上に多くなり、同級生よりも過密な時間割で2年間を走り抜けることになるケースもあります。
編入は「合格したら終わり」ではなく、むしろ合格後の方が大変という声が多いことは知っておきましょう。
大学編入のメリット
一方で、大学編入には「やめとけ」と言われる声に反して魅力的なメリットも存在します。代表的なものは以下のとおりです。
【大学編入のメリット】
- 興味のある学問が学べる
- 交友関係の幅が広がる
順に解説します。
興味のある学問が学べる
最初に進学した学部で「自分のやりたいことと違った」と感じた場合でも、編入を通じて改めて興味のある分野を学ぶことができます。
学士号を取得しつつ専門性を深め直せるのは大きなメリットです。
交友関係の幅が広がる
新しい大学に進むことで、これまで出会えなかった仲間や教授とのつながりが生まれます。
異なる環境に飛び込むことで新しい視野を得られる点も、編入ならではの魅力といえるでしょう。
大学編入に向いている人・向いてない人
大学編入に「向いている人」と「向いていない人」を整理すると以下のようになります。
【向いている人】
- 明確な目的や学びたい分野がある人
- 自主的に学習を進められる人
- 新しい環境に飛び込む柔軟性がある人
【向いていない人】
- ただ「学歴を上げたい」という理由だけで考えている人
- 学習意欲が低く、試験対策や自己管理が苦手な人
- 新しい人間関係の構築が負担に感じる人
「やめとけ」という言葉が当てはまるのは、後者のように目的があいまいなまま編入だけをゴールにしてしまう人です。逆に、学びたいことが明確な人にとっては、5つの理由はいずれも事前の準備で対処できるリスクといえます。
大学編入を目指す場合のポイント
大学編入を検討する場合は、次のような準備が必要です。
【大学編入するために必要な準備】
- 志望理由や学修計画を明確にする
- 英語や小論文などの試験対策を早めに始める
- 過去問や募集要項を調べて出題傾向を把握する
特に「なぜその大学で学びたいのか」を具体的に説明できることは合格の鍵になります。
編入する大学の選び方
編入先を選ぶ際は、ネームバリューだけではなく以下の点を意識しましょう。
【編入する大学の選び方】
- 学部・学科のカリキュラムが自分の学びたい内容と一致しているか
- 卒業後の進路実績が自分の目標に合っているか
- 編入生の受け入れ実績やサポート体制が整っているか
「合格できるか」だけでなく、「編入後に無理なく卒業できるか」まで見通して大学を選ぶことが、後悔を防ぐポイントです。情報収集を怠らず、自分にとって最適な大学を選ぶことが成功への近道です。
まとめ
大学編入が「やめとけ」と言われるのは、合格の保証がない・費用がかかる・単位認定が読めない・人間関係の再構築が必要・学習負担が重い、という5つのリスクがあるからです。しかしその一方で、興味のある学問を学び直せる、交友関係を広げられるといった大きなメリットもあります。
結局のところ重要なのは、自分がどんな目的で大学編入を考えているのかです。目的が明確で、しっかり準備できる人にとっては大きなチャンスとなります。将来像を描いたうえで、編入するかどうかを冷静に判断しましょう。
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